最近さまざまな会社で参入している不動産クラウドファンディング。みなさんも一度はネット広告などで目にしたことはあるのではないでしょうか?
不動産クラウドファンディングとは、不動産会社を通して行なう不動産投資のこと。投資家から集めた資金を利用し不動産の取得・運営を行い、その利益の一部が投資家に配当金として還元する仕組みです。
そんな話題の不動産クラウドファンディングの中で、今回は2021年8月に登場したばかりの『FUNDROP』をご紹介いたします。
不動産投資を始めようか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
FUNDROP(ファンドロップ)の概要
先述の通り、FUNDROPは2021年8月に開始したばかりの、東京都港区に本社を置く不動産会社です。
運営会社のONE DROP INVESTMENT株式会社は、2013年に設立された新しい会社でまだ上場はしていません。
不動産クラウドファンディングの他に、不動産流動化事業やアセットマネジメント事業を行なっているようです。
サービス名 | FUNDROP![]() |
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運営会社 | ONE DROP INVESTMENT株式会社 |
設立 | 2013年1月4日 |
本社 | 東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー37階 |
上場証券市場 | 未上場 |
FUNDROPは投資家から集めた資金と、運営元であるONE DROP INVESTMENT株式会社の出資金を元に現物不動産を運用し、その利益の一部を投資家に配当金として還元する仕組みとなっています。
東京都港区にある会社なので、首都圏や関東甲信越の移住用不動産物件を多く運用対象にしていることが特徴です。
FUNDROPのメリット
利回りが10%を超えることもある
不動産クラウドファンディングの利回りが平均して5%前後となっている中、FUNDROPは利回りが最大12%と、かなり高い数字となっています。
今までの募集・運用ファンドの予定利回りは平均約7.6%となっており、平均値も業界の中では高水準です。
FUNDROPでは、安定した高収入を得るために「インカムゲイン(賃貸利益)」を重視した運営方法をしています。
また、オフィスや商業施設ではなく住宅を購入することにより景気に左右されやすく、さらに郊外の物件を対象とすることで、入居者の入れ替わりが少なく安定して賃金利益を受け取れます。これにより安定した利益を産み出すことができる仕組みです。
最低1万円から投資ができる
他の不動産クラウドファンディングが1口10万円以上必要な会社が多い中、FUNDROPは1口1万円からの少額で投資を始めることができます。
不動産を小口化することにより、少額の取引が可能となっています。
1万円なら大きなリスクを背負うこともないため、初心者でも運用しやすい金額ですよね。
手軽に口座開設ができる
FUNDROPの会員登録は、申し込みから本人確認まですべてインターネットで完結させることができます。
他の不動産クラウドファンディングではネット申し込み後のマイナンバー確認は郵送だったり、高額取引は別途書類が必要だったりと、郵便物の確認ができない場合さらに時間がかかってしまいます。
申し込みからファンドの運用まですべてスマホで完結させたい方にとっては、とてもありがたいシステムです。
賃料保証と買取保証がある
賃料保証は、アパートなどの家賃収入が空室の有無に関わらず入ってくる保証のことです。そのため、もし物件に空室があった場合でも投資家への配当も行なわれます。
買取保証は、住宅が期日内に売却できなかった場合に、企業でその物件を取り決めていた額で買い取る保証のことです。投資家は一定以上の損失が起こることはありません。
すべての商品が対象ではないのですが、物件によってはどちらの保証もついている物もあります。
この2つの保証がついている案件であれば、万が一の場合でも損失を抑えることができるのです。
取り扱っているファンドは運用期間が短め
FUNDROPで取り扱っているファンドは、インカムゲイン(賃貸利益)重視のファンドとなっています。
中長期での運用が一般的なインカム重視のファンドですが、運用期間は3ヶ月~12ヶ月と比較的短いものとなっております。
安定的かつ早めに資金が手元に戻るため、新しいファンドをまた買いやすいところもいいですね。
FUNDROPの注意点
元本保証があるというわけではない
どんなに高利回りで高い配当金がもらえる可能性があっても、賃料保証や買取保証があっても、投資である以上元本割れの可能性があります。
FUNDROPを含めたすべての不動産クラウドファンディングでは、出資法により元本を保証して資金を集めることを禁止しています。
そのため、少しでもリスクの不安がある方にはおすすめできない商品となっています。
募集ファンドが少なく、実績も浅い
まだサービスを開始したばかりということもあり、ファンドはまだ10件以下で、さらにすべて完売済みとなっております。
ファンドは先着式と抽選式の2種類がありますが、先着式の物件は2週間以内に売り切れてしまう場合も多々あります。
今のところ約1ヶ月に1ファンドが出てくる形となっていますので、タイミングが悪ければファンドを申し込めない状態が続いてしまう可能性もあります。
いろいろなファンドを見て検討したいという方は、FUNDROPでは物足りないかもしれません。
いち早く、FUNDROP含めた不動産クラウドファンディングの情報を知りたいという方は、本サイトで毎日更新している以下ページをご参照ください。
FUNDROPの始め方
FUNDROPの公式サイトには会員登録フォームがあり、そこで簡単に会員登録をすることができます。
先述の通り、オンライン認証によりすべてインターネットで登録が完了します。
FUNDROPの会員登録は、以下4つのステップを踏みます。
- 会員登録ページでメールアドレスやログイン用パスワードを入力
- 認証用メールに届いた認証URLをクリックし、本人確認方法を選択
- オンライン認証であれば、スマートフォンのカメラ画像で本人確認を提出
- 審査後、本人確認コードを入力
ネットのみによる登録が不安であれば、本人確認方法をハガキ郵送にすることもできます。
オンライン認証で申し込めば早ければ1~2営業日で始められるので、すぐ始めたい方にとってはとても魅力的ですね。
ファンドの申込み自体もさほど難しくないようなので、スマホに慣れている方なら5分くらいで手軽に申し込むことができます。
どんな人にオススメ?
さて、これまでのメリットや注意点などを整理すると以下の3つのポイントにまとめることができます。
- スマホですべて手続きを済ませたい
- 短い期間で少額を投資したい
- 高い利回りを得たい
逆に積立てのように定期的に投資したい方や、長期運用で長く置きたい方には合っていないかもしれません。
実績が少ないところやまだ開始して1年も経っていないFUNDROPですが、メリットが多く初心者でも始めやすい不動産クラウドファンディング会社だと思います。
投資なので、万が一損失が出てしまう可能性がある場合もあります。少額から始められるFUNDROPで、無理のない投資を始めてみてはいかがでしょうか?