近年の不景気や年金問題など、お金に関わる心配は尽きないものです。貯金では利息は微々たる物だし、ましては株やFXはリスクが大きくて不安、という方は多いはずです。
そんな中、株やFXに比べリスクが低く、定期貯金に比べ高利回りで運用できる不動産投資手法の一つ「不動産クラウドファンディング」をご存じでしょうか?
不動産クラウドファンディングとは、投資家から集めた資金を利用し不動産の取得・運営を行ない、その利益の一部が投資家に配当金として還元する仕組みの投資です。
ミドルリスク・ミドルリターンの不動産クラウドファンディングは、将来の積立の手助けになると最近話題の投資方法となっています。
今回はその不動産クラウドファンディングサービスのひとつ、『COZUCHI』をご紹介いたします。
COZUCHI(コズチ)の概要
『COZUCHI』は東京23区内のマンションを中心として運営する不動産投資型クラウドファンディングの会社です。
もともとは2019年に『WARASHIBE』という名前で不動産クラウドファンディングを運営していた会社で、リブランディングして現在のCOZUCHIがあります。
運営会社のLAETOLI株式会社は1999年創業、不動産特定事業を10年以上行なっていたので、比較的歴史もある会社です。
『WARASHIBE』で運営している間には、総ファンド数24件、総額約16億円を運営しており、実績もあり期待の高い会社と言えるでしょう。
サービス名 | COZUCHI![]() |
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運営会社 | LAETOLI株式会社 |
設立 | 1999年5月20日 |
本社 | 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山2F |
上場証券市場 | 未上場 |
COZUCHIは全額投資家から集めた資金で運用するわけではなく、投資家から集めた資金と、COZUCHIの会社の出資金を元に現物不動産を運用し、その利益の一部を投資家に配当金として還元する仕組みとなっています。
インターネットを活用した不動産小口化投資商品を取り扱っているため、一口1万円からと少額から投資することが可能となっています。
またCOZUCHIは定期的にキャンペーンを実施しています。
投資家登録のみでAmazonギフト券が2,000円分貰えることもあるので、投資を急いでいない人はキャンペーンを待ってみるのも手段の一つです。
但し、これまで実施していたキャンペーンは『先着1,000名様』などの制約があるため、定期的に確認をしなければなりません。
また2021年9月に実施した、日本トレンドサーチのインターネット調査によると、COZUCHI不動産クラウドファンディングサービスの「満足度」「物件情報満足度」「安心して投資できる」部門で第1位に選ばれており、非常に信頼感の強いサービスであると言えます。
COZUCHIのメリット
元本割れが起こりにくい
COZUCHIの特徴として、同時に7物件のマンションを運用する案件が挙げられます。
ひとつの物件だけでは、災害などの影響で損失が出てしまう可能性が大きくなりますが、複数物件に分散投資することで、リスク軽減をして一定の利回りを確保しやすくしています。
またCOZUCHIは優先劣後システムを導入しています。
優先劣後システムとは、一般投資家側を優先出資者、クラウドファンディング事業者(COZUCHI)を劣後出資者とし、元本の償還や配当を一般投資家側が優先的に受け取ることができる仕組みです。
例えば、出資額の80%までを一般投資家側の上限と設定し、残りの20%はサービス提供者であるCOZUCHIが劣後出資者として出資するとします。
その時、物件売却価格が出資総額を下回った場合でも、劣後出資者の出資範囲内であれば出資元本に影響しません。
つまりこの例では、出資額に対し20%以上損しない限り元本は維持される仕組みです。
更にCOZUCHIでは劣後出資率が最大60%と高い設定となっており、他の不動産クラウドファンディングに比べ元本割れする確率が低いのです。
但し劣後出資率は、投資案件によって設定が異なるため、出資前にきちんと確認を行いましょう。
最低1万円から投資ができる
他の不動産クラウドファンディングが1口10万円以上必要な会社が多い中、COZUCHIは1口1万円からの少額で投資を始めることができます。
不動産特定共同事業法を活用することにより、少額からの投資が可能となっています。
また、口座開設や口座維持手数料は無料なので、安心してお金を預けておくことができます。
いつでも解約ができる
一般的な不動産投資は解約する際、正当な理由がない場合解約が難しい場合が多いです。
しかし、COZUCHIなら手数料が3~5.5%掛かりますが、『換金制度』という形でいつでも換金が可能です。
余裕資金で投資をしたとしても、緊急でどうしてもお金が必要なときはあります。そういうときにいつでも簡単にお金が手元に戻るのはありがたいですね。
なお、リーマンショックなどの金融危機が起こった場合は、換金制度が停止する場合もありますので注意してください。
新規登録からでもすぐ始められる
申し込みには電話番号を使ったSMS認証と、カメラを用いた本人確認により、早ければ10分で登録が完了します。
さらに審査が早く通れば、翌日には投資の申し込みが可能になることもあります。
他の不動産クラウドファンディングサービスの場合、書類での申し込みであったり、本人確認は郵送だったりすることが多く、2週間以上日数が掛かってしまう場合もあります。
手早くオンラインですべて手続きが済むのはとても便利ですよね。
COZUCHIの注意点
元本が保証されるわけではない
どんなにCOZUCHIの元本割れを防ぐ仕組みが優秀でも、投資商品である以上、元本割れの可能性をゼロにすることはできません。
COZUCHIを含めたすべての投資は、出資法により元本を保証して資金を集めることを禁止しています。
そのため、少しでもリスクの不安がある方には、そもそも不動産クラウドファンディング自体おすすめできない金融商品となっています。
運用会社が上場していない
20年以上の歴史がある実績豊富な会社ですが、COZUCHIを運営するLAETOLI株式会社は上場企業ではありません。
運営会社が上場している場合、詳細な決算情報を確認することができます。不動産投資会社にとって、運営企業の経営状況も重要なポイントとなります。
上場企業=すべて信用できる、というわけではありませんが、正確な経営状況が把握できないのはデメリットになるのではないでしょうか。
案件ごとに入金が必要になる
一般的に証券会社で投資する場合、あらかじめ証券口座にお金を入金しておき、その口座から投資ができる形になります。
しかしCOZUCHIでは、出資金の振込口座がプロジェクトごとに異なるため、毎回違う口座に入金手続きが必要になります。
個別に振込先口座をメールで案内しているので、慣れるまでは不便に感じてしまうかもしれません。
COZUCHIはどんな人におすすめ?
COZUCHIは他の不動産クラウドファンディングサービスに比べ、リスクへの対処がしっかりしています。
1万円から投資をスタートさせることができる点も、初めて不動産クラウドファンディングにチャレンジする人にとって後押しになると思います。
またデメリットで紹介したとおり、上場はしていないものの、資本金も1億円あり充分信頼できる要素もあります。
加えて、運用期間も2ヶ月~7年と幅広く、自分の投資スタイルに合わせて物件選びができるところもオススメ要素の一つです。
そしてなんといっても運用終了した物件の想定利回りより遥かに上回った実績利率を見ると、運用中の今後の物件にも期待が高まります。
そんなCOZUCHIは不動産クラウドファンディングをこれから始めたい人にも、既に挑戦している人にもオススメができるサービスと言っても過言ではないでしょう。
まずはリスクの少ないCOZUCHIで、無理のない投資を始めてみてはいかがでしょうか?