ローンを組む際には様々な書類が必要
ローンを組む際には、さまざまな書類が必要になってきます。
運転免許証などお財布の中など手元にある書類から、取りにいかなければいけない書類までさまざまです。
こちらではローン審査時に必要な書類とその取得方法も紹介していきます。
事前確認で必要な書類
不動産投資用ローン含め、住宅ローンでは、本格的な審査の前に事前審査を行います。
本審査に比べると必要になってくる書類は少なくなりますが、いくつか用意しなければならない書類があります。大きく分けると4つあります。
- 事前審査申込書
- 本人確認書類
- 収入確認書類
- 物件確認書類
これからローンを組みたいという申し込みをするために、事前審査申し込みを準備します。どこの金融機関で申し込み審査をしたいのかによって用紙は変わるため、これから申し込みを考えている金融機関で貰ってきます。
住宅ローンではなくても、さまざまな審査で必要になる書類でもあります。本人だということが確認できる書類、運転免許証やパスポート、基本台帳カードなどが必要です。条件として顔写真入りでないといけませんので、運転免許証がない方は基本台帳カード、個人番号カードを用意しておくようにしましょう。このほかに、別途健康保険証が必要になる場合も多く、現住所が書かれている有効期限内のものを準備します。
どのくらいの収入があってローンを組んだときに返済ができる人かどうかを見るため、収入確認書類が必要です。給与所得の方は、前年の源泉徴収票や課税証明書などが必要になります。源泉徴収票の場合は勤務先から発行されているもの、課税証明書は市区町村で発行されているものですので、それぞれ利用したい書類を申請して貰いましょう。源泉徴収に関してはすでに前年度のものをもらっている場合、それを提出すれば問題ありません。
購入予定物件の販売チラシや資金計画表なども必要になる場合があります。本当に物件を購入するためにローンを借りようとしているのか、確認するための書類です。ここは何が必要か借入を考えている会社に相談をし、準備しましょう。
本契約で必要な書類
本審査では、事前審査に比べて準備しなければいけない書類が一気に増えてきます。内容は事前審査とほぼ同様ですが、より詳細な資料を求められるケースが多いです。
ただ不動産業者や建築業者に伝えて準備してもらえる書類もあるので、必要なものを一度にお願いすると良いでしょう。こちらも大きく分けると4つになります。
- 金融機関が用意するもの
- 本人確認書類
- 収入確認書類
- 物件確認書類
本審査で必要な住宅ローン借入申込書と万が一のために備えられる団体信用生命保険の申込書などは、金融機関のほうですべて準備してくれます。後は渡された書類に、自分たちの名前などを記入して提出すればOKです。
ここでも運転免許証や住民基本台帳カードなどの本人確認書類が必要になり、一緒に健康保険証も準備します。ほかに住民票も別途市区町村などで取得し、提出をしなければなりません。なんでも良いわけではなく、世帯全員の氏名、続柄の記載があることと本籍地やマイナンバーの記載がないものを用意します。
事前審査と同じように、源泉徴収票や住民税決定通知書、納税証明書などを提出します。どの書類を準備するかによりますが、勤め先や市区町村役場で貰えます。給与所得者は直近のものがあれば良いのですが、個人事業主や所得税確定申告者の方は、所得納税証明書などが直近3年分必要です。同族会社の役員の方や従業員の方も、法人税の確定申告書を直近3ヶ月分用意しなければなりません。税に関する書類は、税務署に行けば書類を貰えます。
物件に関する書類も、今度は本格的にさまざまなものを準備します。不動産売買契約書、重要事項説明書などです。ほかにも間取り図、公図、検査済証などありますが、これらの書類は購入する物件の種類によって必要なものが異なってきます。何が必要かは聞けば教えてくれますし、物件に関する書類はすべて不動産業者が用意してくれるケースが多いです。
審査が通った後必要になる書類
本審査も無事通過したらそこで終わりではなく、最後に契約締結を行います。ここでも自分で準備しなければいけない書類を2つ紹介します。
- 本人確認書類
- 銀行口座確認書類
運転免許証や保険証、住民票が本審査のときのように必要になります。このほか印鑑登録証明書が必要になるため、市区町村役場や、マイナンバーを持っている方はコンビニなどでも取得しても良いでしょう。
ローン代金を入金したり、ローンの返済を引き落とすための銀行口座が必要になります。不動産投資用のローンの場合、代金が銀行側に振り込まれるケースは少なく、直接不動産会社に支払いとして充てられるケースが多くなっているように感じます。また銀行との契約後に、不動産管理会社に対しても賃料の支払い先として銀行口座に関する資料を送らなければなりません。
まとめ
ローン審査時にはさまざまな書類が必要になり、最初は準備するのが大変に感じてしまうかもしれません。
しかし、ほとんど市区町村、税務署に行けば問題なく取得できる書類ですし、本人確認書類は財布に入っているような証明証も多いです。
気前の良い不動産会社であれば課税証明書や住民票など、代理で取得してくれることもあるので、わからない部分含め、不動産会社に相談しながら準備をしていきましょう。