日興レジデンシャルとは
私の投資家デビューは日興レジデンシャル
タイトルの通り、私が初めて買った投資用不動産は日興レジデンシャルから提案された物件でした。
これは日興レジデンシャルから不動産を買うと貰うことができる、登記関連の書類や物件資料がまとまった書類ケースです。
これだけだと『初めて買った』ことは証明できませんが、とにかく私の持つ言葉に多少なりとも信憑性を感じていただけますと幸いです。
今回は日興レジデンシャルと取引経験のある私自身の実体験を踏まえた本気レビューをしたいと思います。
会社概要
株式会社日興レジデンシャルは、2010年6月に設立された主に投資用不動産に関する事業を展開する会社です。
不動産投資に関連して保険などの事業もおこなっているようです。
所在地は『東京都渋谷区神宮前6-19-16越一ビル 501』で、明治通り沿いのビルの一室にオフィスを構えています。
正直、初めて訪問した時は「え、こんなところ!?」と思いましたが、オフィスに入ると黒を基調としたダンディーな内装でとても綺麗でした。(トイレはビル内のものなので汚かった覚えがあります。)
あくまで私の場合ですが、打ち合わせは基本的にオフィス外のカフェなどで行い、契約時のみ渋谷のオフィスにお邪魔しました。
初めての不動産購入だったので、オフィスの外観からは不安でいっぱいだったのですが、オフィス内は綺麗ですし、重説を担当してくださった方も非常に親切だったので安心して契約を終えることができました。
また初めての方でも安心できるよう不動産投資の無料コンサルティングサービスを提供しているようで、日興レジデンシャルのドアをノックする場合はまずはこの無料コンサルティングサービスからが良いかもしれません。
ネット上の口コミ・評判
『株式会社日興レジデンシャル』と検索すると、Googleの口コミを見るとこのようなことが書かれていました。
日中に携帯番号から発信されてくる営業電話がうざい。
投資用マンションのセールス迷惑電話。
問い合わせをしたら、丁寧に対応して頂きましてありがとうございました。わかりやすかったです!
目も当てられないレビューですね。
確かに投資用不動産の会社は、テレアポで集客をすることが多いのでこのようなレビューを書かれがちです。
ちなみにGoogle上のレビューだと、2021年8月時点で日興レジデンシャルのレビューは2.0 / 5.0でした。
完全に飛び火ですが、他の投資用不動産を販売している会社のGoogle口コミも見てみましょう。
- シーラ:2.4 / 5.0
- NST:1.4 / 5.0
- プロパティエージェント(上場):2.0 / 5.0
こう見ると、どこもかしこも投資用不動産を扱う会社ってレビューが低いですね。
プロパティエージェント株式会社に至っては、上場しているにも関わらず日興レジデンシャルと評価が同じでした。
私と日興レジデンシャルの出会い方
私の場合、日興レジデンシャルが提供している無料コンサルティングサービスを使ったわけではなく、既に不動産投資に挑戦を始めていた知人からの紹介でした。
私は社会人になってからずっと不動産投資に強い興味を持っていました。
不動産投資の営業電話に対しても律儀に答え、実際にカフェで会い、提案を聞く。
別の日は自分で楽待で物件を探し、問い合わせ、別の物件を提案され、実際にカフェで会い、提案を聞く。
「いつか買いたいと思える物件に出会えるのではないか」
そんなことを思いながら毎日を過ごしていたので、知人に「紹介したい」と言われた時も、「いいよ~話なら聞く」くらいのテンションで応じていました。
私の出会い方はちょっと特殊なので、このレビューを読んで興味を持った方は、まずは無料コンサルティングサービスを受けるのが良いのではと思います。(とはいえ、私は無料コンサルティングされたことない)
日興レジデンシャルの強み
仕入れ力がハンパない
物件の仕入れ力がハンパないです。これは今でも思います。
つまり『本当に良い物件しか扱っていない』ということです。正直、日興レジデンシャルが紹介する物件はどれもピカイチでした。
押しは弱いが知識が豊富!
「うちは仕入れは強いんですが、営業が弱いんです・・・」という日興レジデンシャルの営業マンのボヤきが、割と全てを説明しています。
正直、投資用不動産の仲介会社としては営業の押しが弱い気がしました。
おそらく物件の仕入れ力が強すぎるため、営業力を磨かなくても売れてしまうんだと思います。
では知識も浅いのでは?と思うかも知れませんが、少なくとも私を担当してくれた方は知識が豊富でした。
これらの記事は、恥ずかしながら私の担当だった営業の方から頂いたアドバイスを元に、自分なりに吸収してまとめたものです。
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その担当者の方も何軒か物件を持っているようで、営業目線ではなく同じ投資家目線の意見を貰えたことも非常に好感が持てました。
日興レジデンシャルのダメなところ
アフターフォローが弱い
これも私個人の考えですが、物件購入後のアフターフォローは弱い気がしました。
今まで関係を持ったほぼ全ての会社に言えることではありますが…
特にこれを感じたのは、冒頭に載せた写真の書類ケース内に購入にかかった諸費用の明細が入っていなかったことです。
アフターフォローっていうか、アフター前!!
担当者とはLINEでやりとりをしていたので、「明細ください!PDFで!」と言ったらスグに頂けました。
アフターフォローっていうか、ちょっとズボラなんですかね?でも指摘したらきちんと対応してくれたので、意地悪な業者ではありません。
分散投資ができない
先述の通り、日興レジデンシャルの物件の仕入れ力はピカイチです。
実際にどのような物件を紹介してくるかというと、23区内の人気エリアで駅徒歩5分以内のものばかりです。
このサイトでは何度も申し上げている通り、区分マンションはキャピタルゲインの方が狙いやすいため、人気エリアであれば物件価値がほぼ下がることなく残債だけ減っていき、売却することで利益を確保することができます。
端的に言えば『手堅い物件』を多く扱っています。
しかし23区も何が起こるか分かりません。新型コロナウィルスの蔓延によって、今後23区内の賃貸需要が落ちていくのでは!?と考える方も少なくないと思います。(実際、そう簡単に揺らがないと思いますが)
そういう意味で、不動産に限らず投資は分散が大事です。不動産だけでなく株や仮想通貨など、不動産でいえば新築だけでなく中古も、首都圏だけでなく郊外にも資産を分散させることで、リスクを軽減することができます。
そういう意味では似たようなスペックばかりの物件を扱う『日興レジデンシャルのみとしか取引を行わない』ことはあまりオススメしません。
まとめ
『実際に日興レジデンシャルと取引をしたことがある私』のレビューはいかがだったでしょうか。
簡単にまとめると以下の通りです。
・知識も豊富で信頼できる!
・分散投資には向いていない。