暗号資産は単なる通貨のやり取りだけでなく、通貨を預け入れることで収益を得ることができるPancakeSwapや、仮想通貨のブロックチェーン技術を用いたNFTアートなど、様々な活用・広がりをみせています。
中でも今注目されているGameFiは、ゲームをしながら仮想通貨を稼ぐことができる新しいシステムです。
今回はGameFiの一つ、PLANT vs UNDEADについて解説をしていきます。
・PLANT vs UNDEADの始め方
・PLANT vs UNDEADは稼げる?
PLANT vs UNDEADとは?
PLANT vs UNDEADの概要
Plant vs UNDEAD(以下、PVU)はNFTを使ったGameFiの1つです。
人気ゲーム「Plantsvs Zombies」を彷彿とさせるような名前とデザインですが、ゲーム性は全く異なります。
まだリリースされて間もないゲームであるため、様々な機能が順次アップデートされて続けている状況です。
またPVUのプレイは現状、スマホではなくパソコンでのプレイを推奨します。
現在はPvPモードと、Farmモードの2つのゲームが用意されていますが、今回はFarmモードに絞って解説をしていきます。
ゲーム概要
Version 2.7時点では、無料で割り当てられた土地に植木鉢を準備し、種をまき水をやるシンプルなゲームとなっています。
現在発表されているVersion 3.0以降では種の仕様が変わったり、ミニゲームが追加されるそうです。
3日~7日で収穫することができ、種(タネ)の種類に応じた量のトークンを得ることができる仕組みです。
使用するトークン
PVUでは、PVUトークンとLEトークンの2種類のトークンを使用します。
自分で育てる分にはLEトークンしか使用しないのですが、得られた植木(NFT)を交換する際にはPVUトークンを用いるようです。
PVU上で、PVUトークンとLEトークンを交換することができ、1PVU = 105LEという固定レートになっています。
そのため2つのトークンを扱うからといって、PVU・LEそれぞれのレートを気にする必要はなく、PVUトークンだけ気にしていればOKです。
またPVUは、大体100PVU以上あれば十分に遊べるので、少額からスタートできるGameFiといえるでしょう。
現在のPVUの価格はCoinMarketCapから確認することができます。
PLANT vs UNDEADの始め方
今回はGameFiやDeFiの取引が初めての方にも分かるよう、手順を追って説明していきます。
PVUを始める手順は以下の通りです。すでにPancakeSwapを知っている方は、手順④以降をご確認ください。
- 海外取引所「BINANCE」の開設
- BINANCEでバイナンスコインを購入
- BINANCEから仮想通貨ウォレット「MetaMask」に送金
- PancakeSwapでバイナンスコインをPVUトークンに交換
- MetaMaskとPVUを連携
- PVUトークンとLEトークンを交換
- ファーム開始
DeFi、GameFiが初めてという方は「BINANCE」「PancakeSwap」「MetaMask」など聞き慣れない言葉が多く出てきますが、一つ一つ丁寧に解説をしていきます。
BINANCE(バイナンス)の開設
BINANCE(以下、バイナンス)とは世界No.1の取引量を誇る海外取引所です。
日本ではbitFlyerやCoincheckなどの取引所が有名ですが、DeFiやGameFiの取引をしたい場合は、このバイナンスの口座開設は必須といっても過言ではないでしょう。
というのも今回紹介するPVUや、有名なDeFiの1つであるPancakeSwapなどは、このバイナンスが開発したBinance Smart Chain(BSC)という技術を元に作られているためです。
仮想通貨取引には細かい手数料が発生し、PVUもPancakeSwapも、その手数料の支払いにはバイナンスコイン(BNB)が用いられます。
そのためバイナンスコインを扱っていないbitFlyerやCoincheckなどではなく、そのバイナンスコインの作成元であるバイナンスの口座開設が必要なのです。
世界No.1の取引量を誇るバイナンスは、以下のような特徴があります。
- 手数料が安い
- 完全日本語対応
- 審査のスピードが超早い
- 370超の仮想通貨に対応
完全日本語対応している上に手数料が安く、審査のスピードも早く、日本の取引所とは比べ物にならないくらいの量の仮想通貨に対応しているのです。
バイナンスコインを購入
現在、日本円からバイナンスコインを直接購入する方法はクレジットカード決済しかありません。
日本の取引所を介して購入する方法もありますが、手数料や手間がかかるため今回は解説しません。
バイナンスのマイページから、「仮想通貨を購入」>「クレジットカード/デビットカード」と遷移します。
すると入金する額と、購入する通貨の画面に遷移します。
最低入金額は1,700円となっており、初期の購入通貨はビットコインとなっているので、購入通貨はバイナンスコイン(BNB)に変更しておきましょう。
クレジットカード入金の手数料は購入金額の2%です。10万円なら2,000円、100万円なら2万円の手数料がかかります。
注意点として、バイナンスでは楽天カード・オリコカードが使用できません。
今のところ私が使用確認できた永年無料のクレジットカードは三井住友NLカードでした。
またバイナンスでのクレジットカード入金方法はこちらの記事でも解説しています。
バイナンスコインをMetaMaskに送金
MetaMaskとは仮想通貨ウォレットの一つで、購入した仮想通貨を取引所内ではなくウォレットに預け入れることで、様々なサービスで仮想通貨を利用することができます。
他にもTrustWalletやTokenPocketなど様々なウォレットがありますが、PVUで対応しているウォレットは現在MetaMaskのみです。
MetaMaskも完全日本語対応しているので、安心して利用できると思います。
MetaMaskはブラウザの拡張機能として公開されているので、Chrome版はこちら、Firefox版はこちらからインストールしてみてください。
インストールが完了し、無事登録ができたら以下のような画面を拡張機能から確認することができます。
画像の赤枠で囲まれている部分が、ご自身のウォレットアドレスになります。
モザイクっぽく隠していますが、ウォレットアドレスは公開しても問題はありません。
ただし登録時に出てきた「シークレットリカバリーフレーズ」は絶対に公開しないよう注意しましょう。
このウォレットアドレスをコピーしたら、バイナンスに戻ります。
バイナンスのマイページ「ウォレット概要」から「出金」へ進みます。
先程取得したウォレットアドレスを、出金先の「アドレス」に入力します。
通貨がクレジットカードで購入した「バイナンスコイン(BNB)」になっていることを確認し、出金額を設定して出金ボタンを押します。
これでMetaMaskへの出金は完了です!
PancakeSwapでPVUトークンに交換
続いて、MetaMaskに入ったバイナンスコイン(BNB)をPancakeSwapを介してPVUトークンに変換します。
PVUはまだ非上場のトークンであるため、バイナンスなどの取引所では扱っていない仮想通貨です。
そのため、PancakeSwapなどのDeFiを介する必要があります。
ここではDeFiについて詳しく解説しませんが、もしご興味があればこちらの記事を読んでいただければと思います。
・PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方 ・PancakeSwap(パンケーキスワップ)の注意点 ・管理人のPancakeSwap(パンケーキスワップ)運用実績 ・PancakeSwap(パンケーキスワップ)の確定申告 […]
PancakeSwapに遷移し、画面右上のConnectWalletを押します。
すると以下のようなポップアップが表示されます。
MetaMaskを選択して、先ほど登録したMetaMaskと連携をさせます。
右上の「ConnectWallet」のボタンが、自身のウォレットアドレスに変わっていれば連携成功です。
次に画面上部タブの「Trade」>「Exchange」をクリックします。
すると、以下のような画面に遷移します。
ここで、バイナンスコイン(BNB)を好きなトークンに交換することができます。
交換先のデフォルトがCAKEトークンになっているので、これをPVUトークンに変更する必要があります。
赤枠で囲っている「CAKE」をクリックすると、以下のようなポップアップが表示されます。
この「Search name or paste address」に、PVUトークンのアドレスを入力すればOKです。
PVUトークンのアドレスは「0x31471e0791fcdbe82fbf4c44943255e923f1b794」です。
誤りがある可能性もあるので、CoinMarketCapなどでも念の為確認しておきましょう。
入力後、以下のロゴとシンボルが表示されればOKです。
あとはお好きな額のバイナンスコイン(BNB)とPVUを交換すれば、PVUへの変換は完了です。
注意点としては、先述の通り手数料の支払いにはバイナンスコイン(BNB)を使用します。
なので、全額PVUトークンに交換せず、0.5BNBくらい残しておくと良いでしょう。
PVUとMetaMaskの連携
ここまで来ればあと少しです!
Plant vs Undeadのサイトに行き、「Farm」 > 「MarketPlace」をクリックします。
ちなみに左側の方がPVP MODEが対人戦のゲームです。
全く別の通貨を使用するため、PvPモードについてはまた別記事で解説をします。
以下のようなログイン専用ページが表示されるので、「Log in with MetaMask」をクリックします。
MetaMaskが起動し、いくつかの確認が入ります。
特段問題がないものなので、すべて指示通りに進め、以下のページが表示されればログイン成功です。
PVUトークンをLEトークンに変換
続いて植物の育成用にPVUトークンをLEトークンに交換します。
先述の通り、1PVU = 105LEで交換することができます。
PVUマイページから「My Account」をクリックすると、以下のページが表示されます。
この「Convert」をクリックすることで、PVUトークンからLEトークンに変換することができます。
LEトークンをPVUトークンに戻す場合も、こちらから行います。
「Convert」をクリックすると、以下のポップアップが表示されます。
「PVU TO LE」をクリックし、交換したい量のPVUトークンを指定、「CONVERT」ボタンを押せば交換完了です。
「CONVERT」ボタンを押すとMetaMaskが起動し、バイナンスコイン(BNB)による手数料の支払いを求めてきます。
交換する度に手数料が発生するため、先述の通りバイナンスコインを少しだけ余らせておくことをオススメします。
PLANT vs UNDEADの遊び方
最終更新日:2021年12月30日(Ver.2.7の情報)
ゲームの内容
PVUのファームモードは「タネを蒔き」「育て」「収穫する」ことでLEトークンを獲得することができます。
タネを蒔くためには、以下の3つのアイテムが必要です。
- 土地
- 植物のタネ
- 植木鉢
「土地」は無料でもらうことができます。拡張したい場合はPVUトークンで購入する必要があります。
植物のタネ、植木鉢はLEトークンで購入する必要があります。
育てるためには、以下2つのアイテムが必要です。
- 水
- カカシ
水は2日間上げないと植物が枯れてしまいます。(自動的に削除されます。)
また定期的にカラスが来るので、カカシを使って退治する必要があります。
カラスが来ている間は、植物の成長がストップします。
水を定期的に与え、カラスを追い払い続け、無事成長したらLEトークンを得ることができます。
アイテムの準備
マイページの上部タブ「Farm」から、ゲームを起動させます。
ゲームが正常に読み込まれれば、ゲーム内のマイページトップに訪れるのことができます。
画面左上のハンバーガーボタンを押すと、3つのアイコンが表示されます。
アイコンの意味は以下のとおりです。



まずは「アイテムの購入」から行いましょう。
「アイテムの購入」アイコンをクリックすると、以下のページが表示されます。
TOOLSタブでは、植物を育てるための植木鉢(SMALLPOT)、水(WATER)、カカシ(SCARECROW)を購入することができます。
上部タブから「SUNFLOWER」に移動すると、植物のタネの購入画面に遷移します。
まずはタネを購入し、その後必要な分の植木鉢を購入すると良いでしょう。
水とカカシはたくさん購入しておいて損はないと思います。
アイテムが揃ったら、早速植物を育ててみましょう!
植物の育て方
ゲーム画面トップから、「New Farm」ボタンを押します。
すると土地の選択画面、植物の選択画面と進んでいきます。
ちなみに無料で配布される土地には、SUNFLOWER MAMA(お母さん)1つと、SUNFLOWER SAPRING(赤ちゃん)5つしか植えられません。
無事設定することができたら、Add pot to farm starting(植木鉢を追加してファームをスタートする)と表示されているはずです。
その表示をクリックし、画面下に表示される植木鉢アイコンをクリックすれば育成がスタートします。
水ゲージが0となっていればその土地をクリックし、画面下に表示される水アイコンをクリックし、水を与えましょう。
また不定期で、その土地にカラスがやってくることがあります。
カラスがやってくると、各土地にカラスアイコンが表示されます。
同じくその土地をクリックして、画面下に表示されるアイテム一覧からカカシアイコンをクリックし、カラスを退治しましょう。
ゲームの収益性
無事、植物を育て上げることができたらHARVEST(収穫)することができます。
SUNFLOWER MAMA(お母さん)は7日間で850LE、SUNFLOWER SAPRING(赤ちゃん)は3日間で250LE得ることができます。
といってもカラスの邪魔が入ることから、MAMAは9日間、SAPRINGは4日間くらいかかる印象です。
水は50LEで50回分もらうことができるので、1回1LE消費する計算になります。
カカシも同様、20LEで20回分もらうことができるので、1回1LE消費する計算です。
MAMAはタネ代が200LEなので、9日間で計算すると850LE-200LE(タネ代)-10LE(水・カカシ)=640LEの儲けになります。
SAPRINGはタネ代が100LEなので、4日間で計算すると250LE-100LE(タネ代)-5LE(水・カカシ)=145LEの儲けになります。
これを無料枠全てを使って約1ヶ月育て続けると、約7,000LE(約67PVU)獲得することができます。
1PVUが現在20円程度なので、大体1,300円程度の儲けとなります。
まとめ
Plants vs Undeadはまだリリースされて間もないGameFiであるため、今後も様々なアップデートが予定されています。
少額で始められる数少ないGameFiなので、GameFiを始めたいという方にはピッタリのサービスだといえるでしょう。
しかしPVUトークンが高騰すれば、そのぶん参入障壁は高くなってしまいます。