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・PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方 ・PancakeSwap(パンケーキスワップ)の注意点 ・管理人のPancakeSwap(パンケーキスワップ)運用実績 ・PancakeSwap(パンケーキスワップ)の確定申告 […]
PancakeSwapの収入・損失・経費の発生タイミング
収入・損失のタイミング
PancakeSwapを始めとするDeFiは、流動性の提供(ステーキング)を始めたすることで収入を得ることができます。
しかしこれらの利息収入は、特定のタイミングで分配金が割り当てられる投資信託や外国債などと違い、リアルタイムに利息が割り当てられ続けます。
特定のタイミングで分配金がもらえれば、そのタイミングの価値を利息収入として計上すればよいですが、DeFiの場合はリアルタイムで割り当てられる上に、日本円換算時の価値も常に変動し続けています。
そのため金融商材的には投資信託や外国債よりも、FXのスワップポイントの方が近いといえます。FXのスワップポイントは未決済のポジションは、課税対象にはならないとされています。
これをPancakeSwapに置き換えると、Harvestした時と、Farm・Poolをやめた時(アンステークした時)が収入のタイミングといえます。
また国税庁が2021年12月に公開した「暗号資産に関する税務上の取り扱い」によると、ステーキングはマイニングと同等の扱いになる旨の記載がされています。
いわゆる「マイニング」、「ステーキング」、「レンディング」など(以下「マイニング等」といいます。)により暗号資産を取得した場合、その取得した暗号資産の取得時点の価額(時価)については所得の金額の計算上総収入金額(法人税においては益金の額)に算入され、マイニング等に要した費用については所得の金額の計算上必要経費(法人税においては損金の額)に算入されることになります。
そのためHarvestした時、アンステークした時という解釈は正しそうです。
アンステークした時の計算は分かりやすく、預け入れ時の価値と、引き出し時の価値の差分が収入になります。
以下の例だと、預け入れたCakeは100から200に増え、且つ1Cakeあたりの価値も2,000円から2,500円に上がっています。
ステークを始めた時の合計価値は20万円でしたが、アンステークした時の価値は50万円なので、差額の30万円が収入となります。
当然、1Cakeあたりの価値が下がり、ステークを始めた時の価値よりも下がってしまった場合は損失となります。
そしてFarmしたCakeを直接Syrup Poolsに入れることができないため、都度Harvestをおこなっている状況だと思います。
こうなると確定申告の収入計算はかなり複雑になります。なぜならHarvestした時のCakeの価値を日本円に割り当てなければならないのです。
毎日のHarvestをどのように計算するかは、後ほど解説します。
2. Farm・Poolをやめた時(アンステークした時)
経費のタイミング
経費についても既存の金融商材を元に考えてみます。
各トランザクションごとの収入・経費計算
各トランザクションデータの確認
BscScanというサイトを利用すれば、自分のウォレットアドレスを入力すると、過去の取引履歴を見ることができます。
ウォレットから自身のアドレスを取得して、BscScanのトップページの検索ボックスにコピペしましょう。
自身のウォレットアドレスで検索をかけると、自身のウォレットに関連するトランザクションデータ一覧を取得することができます。
その中で「Pancake Swap: Main Staking Contract」という名前がついているものが、Harvestによる収入確定です。
また一番右列にある「Txn Fee」は取引手数料であるため、経費計上できるものです。
しかし残念ながら、この一覧だけでは、どれくらいの利息収入が発生したのかを確認することができません。
上部タブの「Transactions」から「BEP-20 Token Txns」に移動しましょう。
するとTransaction一覧の中に「PancakeSwap: SYRUP TOKENS」というものがあります。
これもHarvestした時のトランザクションで、Valueとセットで見ることができますね。直近だと約0.58CakeをHarvestしたことが分かります。
日本円に換算した価値を算出
Harvestした量は分かったので、次は取引時間から日本円に換算した時の価値を算出します。
Txn Hashのリンクをクリックすると、トランザクションの詳細情報を確認することができます。
すると取引はUTCの2021/10/2 06:50頃に行われていたことがわかります。日本時間に直すと15:50です。
この画面の注意点として、Tokensn Transferredの一番下に得られた利益収入と米ドル換算の価値が記載されていますが、この値は収入として扱ってはいけません。
なぜならこの計算は、取引した時間ではなく、現在におけるCakeの価値を元に算出された数字だからです。
最後にCoinMarketCapから、2021/10/2 15:50頃のCakeの日本円に換算した価値を調べてみましょう。
CoinMarketCapは世界中の仮想通貨の情報を扱うサイトです。マイナーなコインのチャートも調べることができます。
ちなみに2021/10/2 15:50頃のCakeは2,192.37円でした。
さきほどのトランザクションデータからHarvestした量は約0.58Cakeだと確認ができたので、この2,192.37円と掛け合わせます。
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冒頭に書いたとおり、DeFiはまだ金融庁から正式に認可が下りている金融商材でないため、DeFiに対応した税法は存在していません。
そのため、他の金融商材や慣習に倣って損益通算をしなければなりません。
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