・仮想通貨の詐欺コインって?
・詐欺サイトに注意しましょう!
仮想通貨の『草コイン』とは?
草コインとは、端的に言えば「有名ではない時価総額の低い仮想通貨」のことを指します。
仮想通貨は大きく2つに分類されており、ビットコインかそれ以外か(アルトコイン)です。
草コインの探す3つの方法
では大手取引所が扱っていない=上場していない仮想通貨をどのように見つければよいでしょうか。
方法は大きく分けて3つあります。
- 仮想通貨のデータまとめサイトで探す
- PancakeSwapなどのDeFiで探す
- Token Snifferというサイトで探す
仮想通貨のデータまとめサイトで探す
仮想通貨に関連する無料ウェブサービスやアプリは多数存在します。
中でも非常に使いやすく、扱っている通貨数も多いのはCoinMarketCapでしょう。
2021年11月時点で扱っている通貨数は7000を超えるため、このCoinMarketCapのチャートデータなどを元に、購入したい草コインを選ぶと良いでしょう。
他にも似たようなサイトは存在し、CoinGeckoも有名なサイトの一つです。
またCoinAlphaや、PooCoinなども草コインの情報を扱っていますが、日本語対応していない上に詐欺コインも多く扱っているため注意が必要です。
PancakeSwapなどのDeFiで探す
「どうやって草コインを買うか?」にも繋がるのですが、草コインはPancakeSwapやUniSwapを始めとするDEX経由で購入をすることが多いです。
そのため、PancakeSwapやUniSwapで公式に扱っている通貨から探すのも一つの手段でしょう。
PancakeSwapについてはこちら
PancakeSwapで扱っている通貨は、CoinMarketCapやCoinGeckoにも情報が載っているものが殆どなので、購入前に事前にチャートなどの情報を得ておくと良いでしょう。
またこれらのDEX経由で、公式に扱っていない通貨もトークンアドレスを入力することで購入することができます。
Token Snifferで探す
TokenSnifferは、新しく生まれたトークンや取引が増えているトークン情報がまとめられているサイトです。
更には、既に認知している詐欺・ハッキングリストなどのリストや、その通貨の流動性、契約の情報などを元にその仮想通貨が詐欺コインであるかどうかをスコアリングして表示してくれます。
残念ながらToken Snifferは日本語対応していないため、英語が苦手な方はGoogle翻訳やDeepLを活用して、サイトの内容を読み解きましょう。
草コインの購入方法
DEXで購入する
先述の通り、多くの草コインは中央集権型の取引所では扱っていない未上場の仮想通貨ばかりです。
そのためPancakeSwapやUniSwapを始めとするDEX(分散型取引所)で取引を行います。
購入方法は分散型取引所で、仮想通貨のトークンアドレスを入力し、任意の仮想通貨と交換する必要があります。
CoincheckやbitFlyerなどの日本の取引所で扱っているイーサリアムがあれば、イーサリアム系の草コインを購入することができますが、バイナンス系の草コインは購入することができません。
バイナンスコインは日本語対応している「バイナンス」という仮想通貨取引所で購入することができるため、草コインの投資を始めたいという方は口座開設しておいて損はありません。
- イーサリアム、もしくはバイナンスの仮想通貨を購入する
- 購入した仮想通貨をウォレットに送金する
- ウォレットとDEXをリンクする
- DEXでイーサリアム・バイナンスを草コインに交換する
・取引所で扱っていない「草コイン」の買い方・「草コイン」購入時の注意点 草コインの概要 草コインとは? 仮想通貨は「ビットコイン」か「ビットコインではない通貨」で分類されます。(俺か、俺以外かみたいですね) 「ビットコインではない通[…]
草コイン購入時の注意点
仮想通貨は空港などにある換金所などではなく、オンライン上でトレードが完結します。
そのため、悪いハッカーたちが「買ったのに売れない仮想通貨」や「取引履歴にはあるのに、ウォレットに反映されない仮想通貨」などを販売し、詐欺行為を働いていることがあります。
このような詐欺目的で作られた仮想通貨は詐欺コインなどと呼ばれます。
詐欺コインの見極め方
さて、それではどのように詐欺コインを見極めるのかについて解説をします。
TelegramやDiscordなどのコミュニティに参加する
まず購入前に必ずTelegramやDiscordなどにあるコミュニティに参加しましょう。
それぞれの仮想通貨には必ず、その通貨に関する情報交換や意見交換ができるコミュニティが存在します。
このコミュニティがない時点で、詐欺コインだと疑いましょう。
またコミュニティの有無の確認だけでは不十分です。
実際にコミュニティに参加し、活発に議論がされているかどうかを確認することも重要です。
ちなみに私が参加した詐欺コインのTelegramグループでは、参加者の発言の許可がされておらず、グループオーナーのみが発言できる状態でした。
Token Snifferで安全性を確認する
他の方法として、先ほど紹介したToken Snifferを活用することです。
Token Snifferは仮想通貨の名前(トークン名)やトークンアドレスで、特定の通貨を調べることも可能です。
購入を検討している通貨は必ず一度、Token Snifferのスコアリングを確認しましょう。
Google・Twitter・redditで調べる
仮想通貨の詐欺サイトって!?
詐欺サイトに引っかかるとどうなる?
詐欺られたあとに、更に追い打ちをかけられそうになったのが、仮想通貨の詐欺サイトでした。
仮想通貨取引において、絶対に他人に奪われてはいけないものは『シークレットリカバリーフレーズ』と『秘密鍵』です。
この2つは絶対に、絶対に、使用しているウォレット以外で入力しないようにしてください!
もし入力してしまったら、そのウォレット内の通貨を根こそぎ奪われてしまいます。いわば財布を盗まれたようなものです。
使用しているウォレット以外で『シークレットリカバリーフレーズ』か『秘密鍵』の入力を求められたら、必ず詐欺サイトだと疑いましょう。
ハッカーたちはそれらの詐欺サイト(フィッシングサイト)を使って、それらのウォレットにアクセスする鍵を手に入れ、ウォレットの中身を盗み出すでしょう。
ちなみに通常のウォレットアドレスは入力しても問題ありません。ウォレットアドレスは『公開鍵』と呼ばれるため、公開鍵を知っていれば誰でもそのウォレットの中身を覗き見ることができます。
仮想通貨の送金やDEXとの連携は公開鍵を使って行われるため、公開鍵のみの入力であれば詐欺サイトではありません。
フィッシングの手口
最後に私が実際に遭遇したフィッシングの手口を紹介します。危うくシークレットリカバリーフレーズを入力するところでした。
詐欺コインで1万円奪われた私は、なんとかして取り戻そうと別のTelegramのコミュニティで質問をしていました。
コミュニティ上では皆さん親身に対応していただき、取り返すのは難しそうだな~と思っていました。
するとコミュニティ上ではなく、個別に連絡が私のもとに届きました。
以下、Telegram上のやりとりです。
日本語が少し不自然だなーと思いながらも、購入した仮想通貨がウォレットに反映されていないのは取引が混雑しているからで、それを解消する方法があると読み解きました。
そこで送られてきたURLが、フィッシングサイトそのものだったのです。